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3番テーブルの客 - Season 1 Episode 11 鈴木雅之監督編
台本が同じなら同じドラマが出来上がると思うならあなたはドラマを知らない。映像のワンカット、セリフの一つをとっても監督の思いを反映せずに作品に盛り込まれるものはない。監督は作品という分身を作り出しているのである。例えばこの人。鈴木雅之監督。明るく切ない青春ラブコメディを描かせたら右に出る者はいない。ドラマをエンターテインメントにしてみせる才人なのである。演出作品はご存知「29歳のクリスマス」「王様のレストラン」「ロングバケーション」「こんな私に誰がした」と社会現象を巻き起こしたものばかり。鈴木監督の手にかかるとドラマは流行までも作り出すのである。同じ脚本に毎回別の監督がチャレンジするこの番組。三谷幸喜書き下ろしの脚本を鈴木雅之監督がどう演出してみせるのか。開幕のベルを鳴らすことにしよう。